あなたの商品の「食品表示」、
本当に大丈夫ですか?

初心者でも安心!消費者に信頼される「食品表示法」の基本を徹底解説します。

食品ラベルと安心の食材

こんなお悩み、ありませんか?

「食品表示法って複雑でよく分からない…」

「自分の商品の表示がルールに合っているか不安…」

「種類が多すぎて、何を表示すればいいの?」

ご安心ください!
食品表示は、消費者の安全と信頼を守るための大切なルールです。
このページで「キホン」をしっかり押さえましょう!

🧾 そもそも「食品表示法」とは?

食品表示法は、消費者が安全に食品を選べるようにするための統一ルールです。

以前はバラバラだった以下の3つの法律を、2015年に一つにまとめました。

① 食品衛生法

(安全・衛生面)

② JAS法

(品質・規格面)

③ 健康増進法

(栄養・健康面)

法律の目的は

「食品に関する正しい情報を、分かりやすく消費者に伝える」

これにより、消費者が安心して商品を選べる社会を目指しています。

食品タイプ別!必須表示項目チェック

食品の種類別に「どんな表示(ラベル)が必要か」を見ていきましょう。

🍙 【1】加工食品の表示

(おにぎり、弁当、総菜、缶詰など)

項目 内容
名称 どんな食品か 「おにぎり(鮭)」
原材料名 使った材料を多い順に 米(国産)、鮭、塩、のり
添加物 着色料、保存料など 調味料(アミノ酸等)
内容量 どのくらい入っているか 120g
賞味/消費期限 保存できる期間 2025.10.30
保存方法 保管の注意 要冷蔵(10℃以下)
製造者・販売者 誰が作ったか ○○食品株式会社 東京都○○区
栄養成分表示 カロリー・栄養 熱量180kcal、たんぱく質4.5g など
アレルゲン 特定原材料7品目など 乳成分・小麦を含む

🥦 【2】生鮮食品の表示

(野菜、果物、魚、肉など)

加工していない生の食品は、シンプルな表示でOKです。

項目 内容
名称 品名 キャベツ、鯖(さば)
原産地 国または都道府県 群馬県産、ノルウェー産
内容量 (必要に応じて)数量・重量 2個入り、1kgなど
包装者・販売者 小売り業者名など ○○スーパー株式会社

📍注意!

魚介類・肉などは「原産地」と「原産国」の表記に注意。 例えば冷凍輸入肉を国内で解凍した場合でも、原産国は「輸入元の国」となります。

🍞 【3】添加物を含む加工食品

(パン、スイーツなど)

添加物は必ず「原材料」と区別して書く必要があります。

【表示例】

原材料名:小麦粉(国内製造)、砂糖、卵、マーガリン 膨張剤、香料、乳化剤

→ 「/」(スラッシュ)より右側が添加物です。

📍アレルゲンは必須!

(小麦、卵、乳、落花生、そば、えび、かに)は必ず表示が必要です。

🧴 【4】飲料・酒類

基本的な表示は加工食品と似ています。

名称コーヒー飲料
原材料名水、砂糖、コーヒーなど
内容量500ml
賞味期限2025.06.15
保存方法直射日光を避け常温保存
製造者○○飲料株式会社

📍アルコール類の注意点

「酒税法」にも基づくため、「アルコール度数」や「製造者免許番号」などの表示も必要です。

🍼 【5】特定保健用食品・機能性表示食品

特定保健用食品(トクホ)

特徴:国が審査・許可

表示例:「お腹の調子を整える」など(許可表示)

機能性表示食品

特徴:企業が科学的根拠をもとに届出

表示例:「記憶力を維持する」など(機能表示)

📍禁止表現

「病気が治る」「痩せる」といった、医薬品と誤解されるような表現は禁止されています。

💡 表示の基本ルール&デザインの注意点

表示の基本ルールまとめ

種類 主な必須表示
加工食品 名称・原材料・内容量・期限・保存方法・製造者・栄養・アレルゲン
生鮮食品 名称・原産地・数量・販売者
飲料・酒類 名称・原材料・内容量・期限・保存方法・製造者(+酒類情報)
トクホ・機能性 保健機能・届出番号・栄養表示

🎨 ラベルデザインの注意点

  • 日本語で明確に(外国語併記OK)
  • 読みやすいフォント(小さすぎない)
  • 消費期限や原産地は見やすい位置に
  • 誤解を招く表現は禁止

❌ NG例: 「完全無添加」

→ 無添加の基準に注意が必要

❌ NG例: 「国産100%」

→ 全ての原料が国産でなければ不可

食品表示は、消費者との「信頼の証」です。

正しい表示は、時に複雑で手間がかかるかもしれません。
しかし、それこそがお客様に安心と安全を届け、選ばれ続ける商品となるための第一歩です。

まずは基本をしっかり押さえ、自信を持って商品を届けましょう!

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